沖縄の建築建材を代表するブロックで、通気性や防犯性を兼ね揃えた、戦後生まれのれっきとしたウチナームンです。
花ブロックの材料は、セメントに、潮抜きした海砂、強度を高めるための砕砂(さいさ:本部石灰岩を細かく砕いた物)で作られています。
それらを金型に入れ震動を与えながらプレスし、型から外す。養生室で一晩乾燥させれば完成。
作業は一つひとつ人の手で行われていて、金型も熟練した職人が作った100種類以上の豊富なデザインも特徴で、十字型に模様が入った物、ブロック自体が三角形や平行四辺形の物など、オリジナルデザインもあります。
風を通しながら目隠しができ、防犯も兼ね備え、多彩な模様で外観の表情を豊にする独特な魅力と無限の可能性を秘めた材料です。